立ち上がったオークランドのホームレス・マザーたち――〈マムズ・フォー・ハウジング〉の闘い

2020/01/05 村上 潔

オークランドのグループ〈マムズ・フォー・ハウジング[Moms 4 Housing]*以下“M4H”と略記する〉のメンバー二人は、2019年12月30日、法廷に立った。利益のために住宅を転売目的で購入する企業の「権利」に取って代わる、人権としての居住の権利を確立するために。

これに至る流れを簡単に整理しておこう。2019年11月18日、ウェスト・オークランドのマグノリア・ストリートにある住宅を、二人のホームレス・マザー、ドミニク・ウォーカー(34歳)とサメーラ・カリム(41歳)――二人とも黒人のシングルマザー――が占拠した。その家は不動産投資会社が所有する物件で、長らく(2年間)空き家となっていた。この二人は新たに結成された小さなグループであるM4Hのメンバーで、典型的なスクウォッターではない。彼女たちが最初に発した主張はきわめて明快なものだった。「私たちは居住は人権だと信じており、そのために闘っていく」(Wolffe 2019a)。住宅を占拠したのち、その家に住む母親は2人増えて――いずれも黒人女性――4人になった。もちろん子どもたちも一緒だ。

M4Hは自らの目的と活動の趣旨を以下のように述べている。

オークランドには家のない人々の4倍も多くの空き家が存在する。
空き家の住宅があるのなら、誰ひとりホームレス状態に置かれるべきではない。居住は人権だ。M4Hは母親たち・隣人たち・友人たちと団結して、オークランドのコミュニティのために、大手銀行と不動産投機家たちから住宅を取り戻す。
M4Hは、ホームレス・マザーおよび辛うじて〔シェルター等〕住める場所をもつ母親たちのコレクティブだ。お互いのことを知る前、私たちはこの闘いのなかで孤独を感じていた。しかし、ここオークランドとベイエリア全域には、私たちのような人々が何千人もいる。私たちは、投機家や暴利を貪る者たちからコミュニティに住宅を取り戻すことを最終目標として団結している。
私たちは母親であり、労働者であり、人間であり、住宅に居住する資格がある。私たちの子どもたちにもその資格がある。居住は人権だ。(Moms 4 Housing 2019)

ウォーカーは自分たちの行動を、絶対的な絶望的状況から引き起こされた、と述べている。住居を占拠するか、子どもと路上で暮らすか。選択肢はそれしかなかった(Perigo 2020)。彼女は4月にDVから逃れるかたちで、ミシシッピから自らが育ったオークランドに戻ってきたが、主に黒人・有色人種の数千人の人々が仕事を掛け持ちしながらも路上やシェルターで寝ることを余儀なくされている住宅危機の状況下で、住む家を確保するのが難しいことはわかっていた。言うまでもなく、女性と子どもにとって路上生活はリスクが高すぎる。働きながら、親戚の家やホテルを渡り歩く生活。育った場所に戻ってみても、立ち退きにあったコミュニティには誰も残っていなかった。この体験は彼女に大きな衝撃を与えた。いっとき希望をもったコミュニティ・サービスのプログラムも、実質的には役に立たないことを知る。いかなる機関も彼女を救うものではなく、頼れるものではなかった。こうして11月、ウォーカーはM4Hとして行動を起こすことになる。

3つの寝室をもつ当該の住宅は、南カリフォルニアを拠点とし、現在ベイエリアに(現時点で――過去に売却した物件は含まない)120を超える物件を所有する不動産投資会社、〈ウェッジウッド・プロパティーズ〉が所有している。ウェッジウッドは、7月31日に抵当流れで売られたこの物件を競売で購入し、改修と転売を計画していた。住宅が占拠されたあと、ウェッジウッドは12月3日(6日とする報道もある)に母親たちに退去通告を出していたが、その通知は同社が直接行なったものではなく、広告会社に依頼して行なったものだった。ウォーカーはこのことから、「ウェッジウッドは私たちのことを、この家の中で生きている人間だと認めていない」と語る。その後、アラメダ郡保安官事務所が12月17日に4人の母親とその子どもを立ち退かせることが決まり、母親たちはそれに対応するため、12月16日に法的な所有権の申し立てを行なった。これにより、法廷での審理が終わるまで、立ち退き措置は延期されることとなった。16日にアラメダ郡庁舎で申し立て手続きを行なったあと、ウォーカーは「この土地はコミュニティの管理下に戻るのがふさわしい」と語った。

オークランド市議会議長のレベッカ・カプラン、同議員のニッキー・フォルトゥナート・バス、ダン・カルプは、母親たちを支援してきた。議員たちは、ウェッジウッドがM4Hの母親たちに物件を売却または譲渡するための交渉をもつことを要求していた。また、ウェッジウッドが交渉を拒否した場合は、自治体が公益上の理由から土地収容権を行使して、当該物件をウェッジウッドから買い上げる措置をとることも提案していた。一方で、ウェッジウッドの代理人であるサム・シンガーは、住居を「不法占拠」している人たちの組織と会って交渉するつもりはないと述べ、母親たちを告訴した。

こうした流れを受けて、12月26日に法廷で審理がなされる予定だったが、それは30日に延期された。そして30日、ヘイワード裁判所(アラメダ郡上級裁判所)のパトリック・マッキニー判事は、母親たちが所有権を主張する「有効性」を有していないとしつつも、彼女らの主張を即時に却下することは避け、結論を出すにはより多くの時間が必要だとして裁定を延期した。議論を続けられる余地が残されたことで、母親側の弁護士たちはこのことをひとまず肯定的に捉えている。弁護士たちは、法廷で判事に、「居住は人権である」というこの貴重な論議をふまえて新たな判例法を作ることを求めた。

この一件の背景として、オークランドの住宅危機とホームレス問題の深刻化が主に取り沙汰されている。オークランドでは、過去2年間でホームレス人口が47%増加し、2019年には4,071人にまで及んでいた(また、最近の連邦政府報告によれば、カリフォルニアでの16.4%の増加により、全米では2.7%の増加が見られた)。そしてオークランドでは、寝室が一つのアパートの平均家賃が2017年から2019年にかけて30%近く上昇していた。そうしたなかで、M4Hの母親たちは、自らと子どもたちの住居を確保するだけでなく、現在オークランド全体に約4,000(2018年の公式報告では4,366)の空き不動産物件(M4Hが占拠したような空き家を含む、未使用状態の私有区画)がある★01――そしてもちろんベイエリア全体にはその何倍もの空き物件が存在する★02――という事実に関して、注意を喚起しようと努めてきた(Kukura 2019)。母親側の弁護士たちは、この状況が母親たちに有利な判決を下させる可能性があると捉えている。

M4Hの母親たちは、積極的に行政に対して要求を行なってもいる。主要な要求は、市が責任をもってアフォーダブル住宅を提供すること。市は、アフォーダブル住宅を確保する資金を調達するために、低所得の住人を立ち退かせて高級住宅を建てるデベロッパーから900万ドル弱を集めたものの、これまでのところアフォーダブル住宅は一つも建設されていない。母親たちは、こうした行政の怠慢にプレッシャーをかける行動を起こしており、彼女らはその最終目標を、「投機家たちをオークランド全体から追い出すこと」としている。これ以上ないほど明確な闘争の方針だ。

しかし、M4Hの行動は、住宅問題・ホームレス問題にとどまらず、大きく捉えて二つの問題に関する議論を喚起した。一つは、女性の労働と生活の問題、もう一つは、ジェントリフィケーションと人種(差別)の問題だ。ここには非常に大きな意義がある。

まず重要な事実として、母親たちは十分に働いてきたし、働いている。占拠した住宅に住む一人であるミスティ・クロスは、3つの仕事をしているが、それでも子どもに必要な物を与えるのに苦労している。「私たちはやっとのことで子どもと過ごす時間を作っている。子どもたちが安定した家庭環境をもてるよう〔家の外で〕尽力しているからだ。私たちが前に進み続けるには多くの障害があるが、それでも私たちは働き者の母親だ」と彼女は語る。サメーラ・カリムも3つの仕事を続けてきて、いまは週70時間働いているが、5年間のあいだ安定した住居を得ることができなかった。労働と居住/生活の均衡が成り立たないという、厳然たる現実の条件がここには存在している。

労働に関連することでいえば、ウェッジウッドは、この裁判に至る過程で、この物件をリスクをもつ若者向けの職業訓練センターに転用するという計画を出してきた。それは、ロサンゼルスを拠点とし、元NFL選手が運営する非営利の青年団体〈シェルター37〉――主要な活動の一つはゴルフ・トーナメントの開催。ウェッジウッドのCEOはこの団体の取締役を努めている――との提携関係によるものであった。自らの住宅活用の公益性を強調し、イメージを改善させるための措置と想定されるが、M4Hと彼女らを支援する市議会議員たちは、その欺瞞性をすぐさま批判した。注意したいのは、ここで便宜的に持ち出されている「雇用対策」(という事業)と、M4Hの母親たちが抱えている「労働問題」とは根本的に質が異なる、という点だ。別の側面からいえば、こうした雇用対策「事業」はジェントリフィケーションの正当化の一つの要素となりえて――ジェントリフィケーションと相性がよく――、その裏で働く母親たちの労働問題は捨て置かれる――だけでなく、ジェントリフィケーションによってより悪化するはず――、ということだ。ここでは、母親と子どもたちの「生存」と、企業のビジネス展開の「利権」が対峙している。前者はジェントリフィケーションによって脅かされるものであり、後者はジェントリフィケーションのオプションもしくは推進力として機能する。

M4Hは、ウェッジウッドを「立ち退きマシーン」だと見なしている。ジェントリフィケーションの最前線にある地域内の物件を買い占め、その価値が急騰するまでそこに据え置く。これがウェッジウッドのやりかただ。M4Hの無料弁護士であるリー・サイモン‐ワイズバーグはこう語る。「ウェッジウッドは、「差し押さえ危機[Foreclosure Crisis]」〔2007~2010年にかけての、アメリカの住宅市場で物件の差し押さえが劇的に増加した期間〕の間、最も住人たちを虐待した企業の一つだ。これは当該居住者だけの問題ではなく、コミュニティ全体が「いいかげんにしろ」と言っているのだ」★03。M4Hは、他の投資家所有物件も、家賃の高騰によって立ち退かされたコミュニティに返還されるべきだと主張している。母親たちは、自らの居住・生活のことだけでなく、普遍的なジェントリフィケーションの暴力を見据え、コミュニティを代表して闘っているのだ。ウォーカーは、現状を「道義上の危機」、「不当利得行為による危機[Profiteering Crisis]」にある――そしてそこには「犯罪」がある――と認識している(Endicott 2019)。ウォーカーは言う。「住宅危機に直面しているこのときに、この家が空き家であることは犯罪だ」。

またここには、ジェントリフィケーションと人種の問題が横たわっている。オークランドの総人口のうち、黒人は24%に過ぎない(2017年)が、ホームレス人口のほぼ70%を黒人が占めている(2019年)。その結果、多くの黒人はオークランドを去り、最新の人口調査では、都市部の黒人人口が全体で25%減少したと報告された。サメーラ・カリムは、「路上で暮らすたくさんの子どもたちとその親たちは、私とその子どものように、黒人と有色人種だ」と語る。低所得の黒人と有色人種の住人たちが家賃を払えず立ち退かされ、ホームレス化し、その土地には裕福な白人たちが新規に流入してくる。黒人たちへのシェルター/アフォーダブル住宅の提供はいつまでたっても後回し――こうした現象を「レッドライニング〔黒人への融資差別〕の新局面」もしくは「新植民地主義」と呼んで批判する声もある(Schneider 2019)。目に見える「住宅問題」の下の土壌には、明確な(経済的・行政上その他の側面での)人種差別が根を張っていることを忘れてはならないだろう。そしてM4Hの母親たちは、黒人で、女性で、子連れのシングルマザーで(ある者はDVサバイバーで)、働いても民間の賃貸物件には入居できない者たちだ。これら複数の脆弱性(ヴァルネラビリティ)の要因が、彼女たちの肩には折り重なってのしかかっている。

ニッキー・フォルトゥナート・バスは、30日の朝、「これはまさに、差し押さえ危機によって〔現在に至るまで〕利益を得てきた巨大企業――つまり、ウェスト・オークランドのようなコミュニティにおいて、立ち退き、ホームレス化、ジェントリフィケーションを推進しているやつ――との戦いだ」と述べた(Kukura 2019)。M4Hのメンバーが法廷に立ったとき、裁判所の外には100人以上の支援者が集まっていた。また、その同じ時間に、占拠中の住宅では数十人の支援者たちが、郡保安官の代理人による立ち退きの強制執行に備えて家を防衛する戦術(腕を組んで家の周りを人間の鎖で取り囲む)を展開していた★04。そして、M4Hの裁判所への出廷はコミュニティの出費により実現していた。占拠した家の修繕や(インフラ等)環境整備は、ボランティアと寄付の力によってなされてきた。隣人たちは母親たちを自宅に招き入れたり、占拠した住宅を守れるよう警報システム配備の手助けをした。こうした事実から、M4Hはコミュニティからの厚い支援に支えられていることがわかる。

現実に降りかかるジェントリフィケーションの影響に対する対処は、決して住宅の需要・供給状況や、個々人の(経済的)判断や、司法による法律上の判断に集約される問題でない。コミュニティ全体の問題だ。そしてそれは、単なる「住宅問題」・「ホームレス問題」では捉えられない。労働・生存・生活、家族、性、ケア、マザリング、差別、暴力、ヴァルネラビリティ……、それらすべてが関係する問題だ(加えて、M4Hにおいては前面化されていないが、一般的には障害やメンタルヘルスの問題も重要だ)。必然的に、運動もそれを前提に組み立てられねばならない。M4Hの存在と活動は、まさにそのモデルを提示しているといえよう。

占拠した家で、母親たちと子どもたちは無事、クリスマスを祝うことができた。その当たり前のことが当たり前になされるためには、越えねばならない高い障壁がある。その現実を彼女らは広く身をもって突きつけた。これは絶望的でもあり、可能性でもある。彼女たちの「生」――その存在と声――を、誰が・どう捉え、反応して、行動していくのか。それ次第で、この母親たちの行動の意味とその未来は、いかようにも展開していくだろう。オークランドのコミュニティの未来も、また。

〈プア・ピープルズ・キャンペーン〉のアクティヴィスト、エセル・ロング‐スコットは、今月、占拠された住宅の階段で行なわれた先の記者会見でこう述べた。「私たちは、どのような新しい世界を見たいのか、そのイメージをもたなければならない。私たちは、このひどい自治体がやろうとしないことをやってくれている〈マムズ・フォー・ハウジング〉に拍手を送る」。(Endicott 2019)

これは確実に歴史的な瞬間だ。もしあなたがまだ〈マムズ・フォー・ハウジング〉の情報を追っていないのなら、いま何が起こっているのか読むべき。この家のない、働くオークランド育ちの母親たちは、後期資本主義の危機と失態の核心に切り込む革命的な運動をリードしている。(commissar of pomegrante〔@pomegranatjewce〕: https://twitter.com/pomegranatjewce/status/1211767833484394497


★01 アラメダ郡税査定官によるデータを分析した結果から導き出される(Raetz 2018)。
★02 市場外の住宅も含めれば、オークランド市ではホームレス一人に対して約3.8戸の空き家があり――冒頭の引用でM4Hが出している「4倍」という表現はこれが根拠となっている――、同じアラメダ郡内のヘイワード市では、同じく一人に対して約6.2戸の空き家がある。ベイエリアで最も人口の多い10の都市を総合すると、約2人に3戸の割合で空き家が存在する計算になる(Brinklow 2019; Evans 2018)。
★03 2016年に、ウェッジウッドのCEOは、同社が一か月に全国で200戸以上の差し押さえもしくはそうなる予定の物件を購入したことを自慢し、行き詰まった住宅市場を「ホットでセクシー」と称した(Endicott 2019)。
★04 2019年12月30日の実況レポートは、
◇commissar of pomegrante(@pomegranatjewce):
https://twitter.com/pomegranatjewce/status/1211699582796611589 以下のスレッド
◇BypassTV(@bypass_tv):
https://twitter.com/bypass_tv/status/1212144491819196416 以下のスレッド
で追うことができる。


■参考文献(発行日>アルファベット順)
◇Evans, McNair, 2018, “California’s Housing Crisis Is So Bad, Families Are Squatting Abandoned Homes Just to Survive”, Mother Jones, March/April 2018 Issue, (https://www.motherjones.com/crime-justice/2018/04/retake-the-house/).
◇Raetz, Hayley, 2018, “Mapping Oakland’s Vacant Parcels”, Terner Center for Housing Innovation, July 30, 2018, (https://ternercenter.berkeley.edu/blog/vacant-parcels-tax-oakland).
◇Moms 4 Housing, 2019, “About”, Moms 4 Housing, (https://moms4housing.org/aboutm4h).
◇Wolffe, Kate, 2019a, “Two Homeless Moms Occupy Vacant House to Protest Oakland Housing Crisis”, KQED News, November 21, 2019, (https://www.kqed.org/news/11787750/two-homeless-moms-occupy-vacant-house-to-protest-oakland-housing-crisis).
◇Brinklow, Adam, 2019, “San Francisco has nearly five empty homes per homeless resident”, Curbed SF, December 3, 2019, (https://sf.curbed.com/2019/12/3/20993251/san-francisco-bay-area-vacant-homes-per-homeless-count).
◇Colorado, Melissa, 2019, “Mothers Who Took Over Uninhabited Oakland Home Say They’ll Stay Put Despite Eviction Notice”, NBC Bay Area, December 6, 2019, (https://www.nbcbayarea.com/news/local/Mothers-Who-Took-Over-Abandoned-Oakland-Home-Say-Theyre-Staying-Put-565911551.html).
◇Roth, Rob, 2019, “Homeless women and children occupying Oakland home served eviction notice”, KTVU FOX 2, December 6, 2019, (https://www.ktvu.com/news/homeless-women-and-children-occupying-oakland-home-served-eviction-notice).
◇Schneider, Benjamin, 2019, “Fix California’s Housing Crisis, Activists Say. But Which One?”, CityLab, December 6, 2019, (https://www.citylab.com/equity/2019/12/california-housing-crisis-vacancy-rate-new-homes-real-estate/603145/).
◇Ockerman, Emma, 2019, “The Homeless Moms Who Took Over a Vacant Oakland Home Say They Aren’t Going Anywhere”, Vice, December 7 2019, (https://www.vice.com/en_us/article/qvggxd/the-homeless-moms-who-took-over-a-vacant-oakland-home-say-they-arent-going-anywhere).
◇It’s Going Down, 2019, “Oakland Readies to Resist Eviction of ‘Moms 4 Housing'”, It’s Going Down, December 10, 2019, (https://itsgoingdown.org/oakland-readies-to-resist-eviction-of-moms-4-housing/).
◇Darden, Jenee, 2019, “Moms 4 Housing Occupy Vacant Oakland Home To Send Message About The Homeless Crisis”, KALW, December 11, 2019, (https://www.kalw.org/post/moms-4-housing-occupy-vacant-oakland-home-send-message-about-homeless-crisis).
◇Millner, Caille, 2019, “Homeless moms solve housing crisis - temporarily”, San Francisco Chronicle, December 13, 2019, (https://www.sfchronicle.com/entertainment/article/Homeless-moms-solve-housing-crisis-temporarily-14904917.php).
◇Solomon, Molly, 2019, “Moms 4 Housing Fights Eviction in Court”, KQED, December 16, 2019, (https://www.kqed.org/news/11791573/moms-4-housing-fights-eviction-in-court/).
◇Bernd, Candice, 2019, “Moms Reclaim Vacant Home Amid National Attacks on Homeless People”, Truthout, December 17, 2019, (https://truthout.org/articles/as-trump-administration-set-to-crack-down-on-homeless-oakland-moms-fight-back/).
◇Endicott, Marisa, 2019, “The Rent in the Bay Area Is Too Damn High. So These Moms Occupied a Vacant House.”, Mother Jones, December 23, 2019, (https://www.motherjones.com/politics/2019/12/bay-area-moms-homeless-squatters/).
◇Id, Dave, 2019, “Moms 4 Housing Push Back Against PR Move by Wedgewood and LA Nonprofit Shelter 37”, Indybay, December 26, 2019, (https://www.indybay.org/newsitems/2019/12/26/18829226.php).
◇Wolffe, Kate, 2019b, “‘Moms 4 Housing’ Court Hearing Delayed”, KQED News, December 26, 2019, (https://www.kqed.org/news/11792889/moms-4-housing-gear-up-for-post-christmas-court-battle).
◇CBS San Francisco, 2019, “Oakland Homeless Moms Can Remain In Occupied Home For Now”, CBS San Francisco, December 30, 2019, (https://sanfrancisco.cbslocal.com/2019/12/30/oakland-homeless-moms-can-remain-in-occupied-home-for-now/).
◇Kukura, Joe, 2019, “Moms 4 Housing Hearing Draws Huge Crowd, Judge Agrees to Consider Case”, SFist, December 30, 2019, (https://sfist.com/2019/12/30/moms-4-housing-hearing-draws-huge-crowd-judge-agrees-to-consider-case/).
◇Ravani, Sarah, 2019, “Mothers who took over vacant Oakland home plead case in court”, San Francisco Chronicle, December 30, 2019, (https://www.sfchronicle.com/bayarea/article/Judge-weighs-eviction-of-mothers-who-moved-into-14940151.php).
◇Guevarra, Ericka Cruz; Solomon, Molly, “The Moral Case Behind ‘Housing is a Human Right'”, KQED News, January 3, 2020, (https://www.kqed.org/news/11793704/west-oakland-housing-human-right-moms4housing).
◇Perigo, Sasha, 2020, “Constructive Criticism: Children’s right to housing should supersede corporate profit”, The San Francisco Examiner, January 3, 2020, (https://www.sfexaminer.com/news-columnists/construtive-criticism-childrens-right-to-housing-should-supersede-corporate-profit/).


【注記】
(1)M4Hに関する情報は、村上潔が以下のページにまとめ、随時更新しているので、参照してほしい。
 ◇Moms 4 Housing[マムズ・フォー・ハウジング](arsvi.com)
 http://www.arsvi.com/o/m4h.htm
(2)本文中に出てくる統計上の数値や発言の引用(村上が翻訳した)などは、複数の文献に重複して出てくるものもあるため、出典は逐一記載していない。